Titanium ユーザー会サポート BBS を見ていると、 ZIP モジュールが動かないという報告がありました。 GitHub に置いてある ZipFile モジュールを見てみるとしばらくメンテナンスされていないようです。なので、 Titanium 3.2 以降向けに、モジュールを1つこしらえてみました。
TiSSZipArchive という名前のモジュールで、 SSZipArchive という ZIP ファイルを操作するための iOS 向けライブラリを利用しています。このライブラリ自体は nanapi TechBlog で知りましたが、 ARC に対応していてメンテナンスもされているようなので Titanium 3.2 にはピッタリだと思いました。
詳しくは GitHub の README を読んでいただければと思いますが、
var zip = require('net.imthinker.ti.ssziparchive');
// "archive" event handler
zip.addEventListener('archive', function (e) {
if (e.success) {
console.log('ZIP archive is success');
console.log(e);
} else {
console.error('ZIP archive is failure');
console.error(e);
}
});
// Processing
zip.archive({
target: '作りたい ZIP ファイル名 (フルパス)',
files: [
'a.png',
'b.png',
'c.png'
],
overwrite: false
});
// "extract" event listener
zip.addEventListener('extract', function (e) {
if (e.success) {
console.log('ZIP extract is success');
console.log(e);
} else {
console.error('ZIP extract is failure');
console.error(e);
}
});
// Processing
zip.extract({
target: '解凍したい ZIP ファイル名 (フルパス)',
destination: '展開先 (フルパス)',
password: '',
overwrite: false
});
こんな感じで使います。圧縮と解凍時に addEventListener
でイベントを設定できるので、アクティビティインジケータなどの表示・非表示の切り替えに使えるのではないでしょうか?
例によって MIT ライセンスで、今回はバイナリファイルも GitHub に置いてありますので、興味がある方は自身の責任でお使いください。